新入社員研修の実施準備のポイント

10月には多くの企業で内定式を控えていると思いますが、そろそろ次のイベントである2020年度新入社員研修の準備も進めなければなりません。そこで今回は、新入社員研修を実施するうえで押さえておくべきポイントについてご紹介いたします。

まず、会社が新入社員に求める能力と、新入社員が自身で伸ばさなければならない能力の、違いを理解することが大切です。以下、一般社団法人日本能率協会が実施した『管理者の「新入社員育成」に対する意識アンケート』より抜粋。

【現在期待している能力・スキル】に関しては、管理職と新入社員の双方において、順位の違いはあるものの、項目の違いはほとんど見られませんでした。<中略>その一方で、【今後強化したい能力・スキル】に関しては、「専門知識・技術」と「コミュニケーション」は双方とも上位に挙げているものの、それ以外の項目に大きな違いが見られました。管理者は、新入社員に対して、「主体性」や「論理的思考力」を挙げており、自分で考え、動く姿勢を期待しているように見受けられます。しかしながら、新入社員は、いずれの項目も挙げておらず、受け身な姿が印象的です。

上記の通り、会社が新入社員に期待する事として、自分で考えて動く自主的な姿勢を挙げていますが、新入社員はそれらの内容を挙げておらず、基本的には受け身な姿勢が目立っています。この内容はとても重要なものであり、現時点で新入社員に不足してしまっている「主体性」や「論理的思考力」などをどのように育成していくかを考える必要があります。

まずは内定者研修などの場で、これらの能力の重要性を説明し理解してもらい、会社として期待している事を明確に伝えると良いでしょう。とはいえ、内定者全員が受け身な姿勢ではなく、中には自主的な姿勢を既に身に付けている方がいる場合もあります。それを踏まえて、誰がどの能力に優れ、どの能力が不足しているかを把握するため、個人面談を併せて実施する事をお勧めします。そして、入社後に身に付けて欲しい能力、更に伸ばして欲しい能力を学ぶことが出来る、効果的な研修の準備を進めましょう。

早い企業では、新入社員研修の準備を既に始めています。通常社内で実施する場合は、どんな研修を行うか、前述した内容をまとめたうえで、先輩社員から講師役を選出し、線密に計画を練ります。しかし、社内で実施する場合は大きなデメリットが2点あります。まず、日々多くの業務を抱えている担当者に負担がかかる点。次に、講師役社員の専門性と異なる研修内容の場合、例えば営業職の講師役に管理系の研修を任せても、企画意向が十分に伝えきれないなど、講師役の能力や人材に左右されてしまう点が挙げられます。

そこで、外部の研修会社を利用するメリットは、業務負担の軽減だけでなく、様々な事例や経験に基づいた研修内容が期待でき、新入社員に必要な学びを不足なく実施できる点が大きいため、まずは研修会社を利用し、そこで得た手法や知識を社内研修に組み込んでいくことで、ノウハウが蓄積されて行きます。

まだ新入社員研修の準備を進めていない場合は、この機会にぜひ情報収集からでも始めてみてはいかがでしょうか。

グローイング・アカデミー 担当者グローイング・アカデミー担当者

投稿者プロフィール

株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパンにて、
各種サービスの企画担当を経て、現在はマーケティング部門にて編集を担当。
学生時代は居酒屋店員として4年間のアルバイトを経験し、飲食店の現場事情に精通。
今でもお店を訪れるとスタッフの動きが気になってしまう、自称『店舗事情ウォッチャー』。

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