「会社じゃなく、自分のために働け」、どこでも通用する人財を2つのサービスで育成

この記事で紹介している GROWING ACADEMY は、
2021年 6月 1日をもって GA PremiumGA LIVE+ へと生まれ変わりました。
有限会社鶏冠菜

有限会社鶏冠菜 導入事例

今回お伺いしたのは、神奈川県川崎市に本社を置く「有限会社鶏冠菜(トサカーナ)」様。酒場やビヤホールなどの飲食店を7店舗、シンガポールにも「OmoteNashi Dining ごっそ」という支店を展開されています。まずGROWING MOBILE[以下、グローイング・モバイル]を2019年4月に導入していただき、2020年1月からはGROWING ACADEMY[以下、グローイング・アカデミー]も導入していただく予定です。社員の教育にサービスをどのように役立てていただいているのか、取締役の鶴山智章様にお話を伺いました。

自分がやりたかった研修はこれだ!とモバイルの導入を即決

まずグローイング・モバイルを導入いただきましたが、きっかけは?

有限会社鶏冠菜 鶴山様
鶴山様 H&G主催の有志塾(志が有る方に更なる飛躍のきっかけを提供する経営者、経営幹部向けの塾)で、ある経営者から紹介を受けたのがきっかけです。実は、研修アプリを自社で作ろうとしていました。「OmoteNashi Dining ごっそ」という海外の支店へ、日本のおもてなしを伝える教材を自分たちで作ろうとしていました。実際にクイズ形式の原稿も作っていたんですよ。でも、やり始めたらなかなか思うようにいかなくて。できないかなと諦めていたときに、グローイング・モバイルに巡り合い、「あ、やりたいと思っていたのと同じだ」と思って、導入を即決しました。

どんなところがいいと思いましたか?

鶴山様 問題の内容自体もいいと思いましたが、それ以上に”問題の作り方”がうまいなと感じましたね。下まで読ませるために上の方には回答がないとか。きちんと最後までやらないと意味がないという視点で作りこまれているんだろうなと感じました。

自社で作るとどんな点が大変ですか?

鶴山様 「これでみんなをよくするぞ!」という思いが強すぎると、どんどん問題が細かくなり収拾がつかなくなってしまうんです。グローイング・モバイルはシンプルでわかりやすく、かつ網羅的にまとめられているので、やっぱり違うなと思いました。

ほかにはどんな点がよかったでしょうか?

鶴山様 自分で一通り解き終えてみて、改めていいなと思ったのは、”問題と回答が具体的すぎないこと”。あまり具体的に回答が書いてあると、自分の頭で考えなくなってしまいます。弊社では、グローイング・モバイルで基本的な考え方を学び、より現場で活かすために勉強会を開き、現場での具体的なアクションをみなで話し合っています。

料金的には・・・安すぎますよね(笑)。作る苦労を知っているので、「この料金で、ここまで提供してくれるの?」と驚きました。

勉強会はどのように行なっているのですか?

鶴山様 たとえば、「今回のテーマはチームビルディング」と決めたら、「叱ると怒るの違いは?」など該当範囲の問題をいくつか解いたあとに、「じゃあ、これを現場ではどう使ったらいい?」とみなで意見を出し合っています。
有限会社鶏冠菜 鶴山様

「これだけやればいいのに」スタッフが思わず漏らした一言

グローイング・モバイルの使用感はいかがですか?

鶴山様 思ったよりもバグがありません。問題を解いているときにバグが起こって、点数が入らないというのは嫌じゃないですか?でも、あまりありませんね。「NO STRESS」というTシャツを持っているくらいストレスが嫌いな私ですが(笑)、グローイング・モバイルにはまったくストレスを感じません。

スタッフの方の反応はいかがですか?

鶴山様 普段から勉強熱心なスタッフが「これだけやればいいのに」と言っていました。本を読むより、グローイング・モバイルだけやればいいんじゃないの?と。読書も大事ですが、同じようなことが書いてあったり、難しすぎたりします。その点、グローイング・モバイルはシンプルでいいですよね。

たくさんの方に受けていただくために何か工夫されていますか?

有限会社鶏冠菜 鶴山様
鶴山様 いくらいいと思っても、無理にやれとは言えません。ただ、「これをやれるかどうかも実力のうち」とは伝えています。具体的には、グローイング・モバイルのコミュニケーション機能である「タイムライン」をアルバイト・パートも含む全員で共有しています。査定にも紐づけていますが、正直あまり気にしないスタッフもいますね。それよりも効果があるのが「グローイング・モバイルにしっかり取り組んでいる店舗でなければ新しい社員を入れない」と言うこと。これがいい刺激になって、店舗ごとに競い合うようになってきました。

しっかり取り組んでいる店舗にはどんな特徴があるのでしょうか?

鶴山様 店長がきちんと勉強の意味を教えている、スタッフのことを真剣に考えていますね。店長に褒められたいからがんばるというスタッフがどれだけいるか。店長への信頼度がとてもよくわかります。

自分のために働き、どこでもやっていける人財を育てたい

2020年1月からグローイング・アカデミーも導入していただくのはなぜですか?

鶴山様 講座数が多いことと、他社の人と交流が持てることです。オンデマンドで勉強できるのも便利ですし、欠席者がいたら管理画面上で把握できる仕組みがあるのもいいなと思いました。また、現場から抜けるという時間を作りたいという思いもあります。

それはなぜですか?

鶴山様 ずっと同じところにいると、その環境に慣れてしまって、だんだん同じ汚れがわからなくなるからです。なので、一度現場を離れ客観的にみる機会が必要だと考えています。うちは新卒で入って他社を知らないスタッフが多いので、現場を離れて他社の人と交流することで「こんな人もいるんだ、自分もがんばらなくちゃ」と刺激を受けますし、素直に人の話も聞けると思います。また、自社しか知らないと成長が止まりやすいので、他社の人と交流することで刺激を受けて成長し続けてほしいという思いもあります。
有限会社鶏冠菜 鶴山様

スタッフの定着率がとてもよいとお聞きしました。なぜだと思いますか?

鶴山様 査定と面談、ボーナスでしょうか。1年半くらい前から査定がかなり明確になっているのと、年4回3カ月ごとに査定をして賞与を4回、ボーナスを1回出しています。また月に1回は、1人1時間以上かけて私が直接面談し、「この調子でがんばればOK」とか「できないことがあるなら一緒に考えよう」という話をしています。他社の人からは「そこが定着率につながってるよね」と言われました。学びの環境があることを福利厚生の一つに謳っており、勉強する時間を持てるように、営業時間をAM5:00までだったのを今ではAM1:00までに短縮しました。

そこまでスタッフの勉強にこだわるのはなぜですか?

有限会社鶏冠菜 鶴山様
鶴山様 他社で働くことになっても活躍できる人になってほしいからです。「会社のために働くな、自分のために働け」というのがうちのスタンス。「会社のために働く」と言ってくれたら、もちろん嬉しいですよ。でも一生うちにいるとは限りません。

どこでもやっていける人になるには、やはり勉強しないと。うちがこれまで新卒採用にこだわってきたのも、勉強するという習慣を社会人になっても継続してほしいと思ったからなんです。私がいう”勉強”とは、何かを改善しようと思ったときに使える引き出し。会社としてもできる限り環境を整えるので、自分からどんどん使える引き出しを増やしていってほしいと思っています。

人を育て、店を育て、地元で長く愛され続ける会社を目指す

今後はどんなふうに活用していきたいですか?

鶴山様 勉強した人が自分の成長を感じられる機会を充実させたいと考えています。たとえば、昨年から店舗対抗の成果発表会を始めました。5カ月間の予選を勝ち抜いた店舗のアルバイトを中心としたスタッフが年に1回、3月に大きなステージ上でプレゼン発表するもので、お客様や業者さんを招待して、投票してもらいます。テーマは毎年変わり、2018年は「当たり前なんてない」、2019年は「成長している自分を知れ」。自分の勉強の成果を見せられる、年に1度の晴れ舞台です。

研修を通じてどんな人財に育ってほしいですか?

鶴山様 周りの人に感謝しつつ、自分が笑顔の中心になって身近な人からどんどん笑顔の輪を広げていける人になってほしいです。

会社としての今後の展望を教えてください。

鶴山様 地域に根ざした会社になりたいです。私たちが目指すのは、商店街にずっとある布団屋さんや電気屋さん。地元に愛されているからこそ長く続いている店になりたいですね。これから飲食業界は厳しい時代になるかもしれませんが、安売りをしなくても店を好んできてくださる常連さんを武蔵小杉や溝ノ口で増やしたいと思っています。

そのためにまずは、”いい人があふれる会社”を作ることが大切。人が増えてポジションが足りなくなってきたら店舗を増やしていこうと考えています。私たちの優先順位は、(1)安心・安全、(2)”人として”(3)店舗作業(4)効率の順。この順番を絶対に崩さないでやっていくことをルールに、いい人たちの笑顔でいっぱいの会社にしたいと思っています。

編集後記

“食を通じ、感動と感謝で笑顔の輪を街に広げる”を合言葉に、人として当たり前のことが当たり前にできることを大事にする有限会社鶏冠菜様。”自分のために働き、成長すべき”というトップの言葉が本当に素晴らしいと思いました。グローイング・モバイルとグローイング・アカデミーを活用して、お店から笑顔の輪をどんどん広げていってほしいなと思います。

お客様情報

会社名
有限会社鶏冠菜
従業員数
150名(正社員 20名、パート・アルバイト 130名)(2019年11月末日現在)
店舗数
7店舗(2019年11月20日現在)
資本金
1,000万円
業種業界
飲食店
事業内容
のれん分けモデル店舗、FCモデル店舗、専門加工工場(セントラルキッチン)、コンサルタント事業(Omotenashiシンガポール支社)ブライダル事業
URL
http://www.tosaka-na.co.jp/

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投稿者プロフィール

株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパンにて、
各種サービスの企画担当を経て、現在はマーケティング部門にて編集を担当。
学生時代は居酒屋店員として4年間のアルバイトを経験し、飲食店の現場事情に精通。
今でもお店を訪れるとスタッフの動きが気になってしまう、自称『店舗事情ウォッチャー』。

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