新人研修に悩む企業・ストレス緩和に必要な施策とは

テレワークの新人研修にとまどう中小企業

昨今の状況に合わせ、テレワーク導入を急ピッチで進めている企業は多いのではないでしょうか。一方で新入社員にとって、この時期は、企業になじめなかったり、必要なスキルをスムーズに学べなかったりなどの理由で離職リスクが生まれる時期でもあります。テレワークのストレスが加わる状況が危惧されるケースもあるでしょう。テレワークでの新人研修における中小企業の悩みは、大きく分けると3つです。

まず、オンラインならではの難しさです。パソコン操作やツールへの習熟度に差があり、新人研修以前の部分でバラツキがあるケースが多くなっています。
2つ目は、必要なスキルを学びにくいことに対する焦りや苛立ちを抱えるなど、新入社員側のストレスです。会社よりも気軽にコミュニケーションをとりづらいため、「質問しにくい」「仲間と話し、刺激し合える場が持てない」「テレワーク中だけでなく、出社してからのことを考えると不安」などの意見が多く聞かれます。

3つ目は新人のストレスです。ほとんどの中小企業では、テレワークでの新人研修は経験がなく、手探り状態で日々研修を行っています。そのため、教える側の不安や不慣れさが新人に伝わってしまい、研修が円滑にはかどらなかったり、場をコントロールできなかったりするなどの問題が生じます。こうした状況により一方的に研修を進めたり、つい口調が強くなったりしてしまうこともあるでしょう。それが新人のストレスへとつながってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

新入社員のストレス緩和に取るべき施策とは

企業が成果をあげるためには、人材育成が不可欠です。テレワーク下だけでなく、普段からできるかぎり新人と人材教育担当者双方のストレスを取り除くように、自社に合った形に調整していく必要があるのではないでしょうか。

2019年に全国求人情報協会が行った新入社員を対象とした意識調査では、社内に業務以外のことも相談できる社員がいるかどうかが人材の定着率に影響するという結果が出ていました。

特に入社後すぐにテレワークが始まってしまった新入社員は他の社員とコミュニケーションをとりづらい、会社の状況が分かりにくいなどより不安や孤独を感じやすい状態にあります。
そのため、きちんとした研修環境を整えるだけでなく、グループチャットや個別チャットで相談窓口を設けたり、日報システムを活用したりするなど個別のフォロー体制を用意しておくのは必須といえるでしょう。テキストベースでの連絡が多くなりやすいので、ビデオ会議ツールを積極的に活用することも重要です。
また、こうした個別フォローはテレワーク中だけでなく、会社で業務をする際にも実施するようにしましょう。

もし研修制度が整っていなかったり、フォローまで手が回らなかったりする場合は、外部の研修機関を利用するのもいいでしょう。

新人研修で大切な「人財」を育成しよう

企業は人材なくしては活動できません。人材定着の観点では在宅勤務・通常勤務に限らず、新入社員のフォローは適宜実施すべきです。テレワークの新人研修においては、必要なICT(情報通信技術)環境の整備や個別フォローの仕組みを用意しておくことが必要です。外部の研修機関を活用することも、新人研修で発生するストレスを軽減できる施策といえます。新人研修は「人財」となってもらうための第一歩です。テレワークのために企業の成長が滞ることがないよう、必要な投資をするべき機会と捉えましょう。

グローイング・アカデミー 担当者グローイング・アカデミー担当者

投稿者プロフィール

株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパンにて、
各種サービスの企画担当を経て、現在はマーケティング部門にて編集を担当。
学生時代は居酒屋店員として4年間のアルバイトを経験し、飲食店の現場事情に精通。
今でもお店を訪れるとスタッフの動きが気になってしまう、自称『店舗事情ウォッチャー』。

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